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ホヤ(三陸つばき)

執筆者の写真: 早稲田ローカルフェスタ実行委員会早稲田ローカルフェスタ実行委員会

三陸つばきです!テーマは自由ということで、私の大好きなホヤについて紹介したいと思います。



皆さんは、「ホヤ」を知っていますか?私はホヤって何?と聞かれたときにすぐに説明することができません。魚ではないし、貝でもない… 調べてみると、脊椎動物やら尾索動物などと出てきます。軟体動物である貝とは異なり、魚でもないというのが答えです。宮城県気仙沼市も含まれる三陸地方では、真ボヤが水揚げされています。ホヤは、好きな人と苦手な人に大きく分かれる食材でしょう。気仙沼の方でも苦手だという方は結構いらっしゃいます。ちなみに私はホヤが大好きです。ホヤの味は、うま味と苦みと甘みが混ざった感じで…とこれまた説明するのが大変です。食べてみてくださいとしか言えない不思議な味です。さらにもっと不思議なのはホヤを食べた後に、「真水」を飲むと甘く感じるのです。ホヤを食べる機会があった方はぜひ試してみてください。ホヤは水揚げ後時間がたつにつれて磯臭さが強くなります。産地で水揚げされたばかりのホヤを一度食べてみると、そのおいしさに魅了されることでしょう。こちらの写真は、活動地域の漁師さんが養殖しているホヤです。海に実際に連れて行っていただきました。






気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」

ホヤぼーやの頭の角には+と-がついていますが、実際のホヤにも+と-の突起がついています。+の部分が入水口で-が出水口の機能を持っています。ホヤを裁く時には、+の部分に切り込みを入れ、そこから解体していきます。(詳しいやり方が気になる方はぜひ気仙沼へお越しください。)

東日本大震災とそれに伴う福島原発事故の影響で、最大の輸出先であった韓国が輸入制限をしているため、国内市場の拡大が必要です。ぜひこの記事を読んだ方は、ホヤを見かけたら食してみてください。(ホヤの旬は5~8月とされています。)

気仙沼市にはその他にも様々な、美味しい海産物があります。私は年六回ほど気仙沼に行ってカレイや鮭、イナダ、わかめ漁をしたり、ウニをごちそうになったりしています。海なし県の埼玉に住みながら船舶免許まで取得してしまいました…!マンボウやモウカザメの心臓なんていう東京ではめったに食べられないものもあります。興味のある方はぜひ三陸つばきへお越しください!

2011年3月11日から8年と9ヶ月が経ちました。私の所属する学生団体三陸つばきは、宮城県気仙沼市本吉町前浜地区で東日本大震災の復興支援プロジェクトをしています。防潮林として、津波に耐え残っていた椿の木から種を取り、植樹が始まり、最初に植えた木から椿の種が、今年初めて収穫することができました。椿の木は、塩分に強く、地中深くに値を張るため、防潮林として適任です。椿の木は、元々暖かい地域に生えている木ですが、黒潮によって、種が運ばれ、気仙沼市の沿岸で多く自生しています。昔から、椿の種から油を搾り、利用されてきました。椿の木はこの地域の人々に深くかかわってきた木です。そのことから、椿の木を植え防潮林にしようという取り組みが始まりそのお手伝いをさせていただいています。植樹と海産物になんの関係があるんだと思った方も多いと思いますが、陸と海は繋がっています。森の養分が海の豊かさを支えているのです。震災復興と植樹、そして防災という三つを繋げていけたらいいなと考えています!

皆さんの参加をお待ちしています!

三陸つばき代表 中島 安

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