寒い季節、日本の家庭ではどのようにして食事をとっているか想像してみてください。暖房を付けて、テーブルを囲んで食べるというお家が多いのではないでしょうか?そこで、ブータンの食卓を見てみましょう!
上の写真は、2月にポブジカという農村地域で撮影した家庭での食事風景です。真ん中にある銀色の煙突みたいなものを囲みながら、床に座ってみんなご飯を食べています。
この銀色の物体、何だか知っていますか?これはブカリと呼ばれる薪ストーブです。電気ストーブの方が便利かも知れませんが、なかなかブカリも風情があって良いですよ~(^^♪なんか落ち着きます。
ブータンでは、“猫はコタツで丸くなる”ならぬ“猫はブカリで丸くなる”って感じですね~
ところで、ご飯を食べる人数が多いなと思った方もいると思います。そうなんです、多いんです!家族や親戚が3世代集まるだけでなく、近所の人やお友達も一緒に来て、ご飯のお手伝いをして食べていました。今の日本、特に都会ではあまり見られない光景かもしれませんね。家族関係にとどまらず、みんな楽しそうに話しながら家で一緒に食事をする。その、人と人との繋がりがブータンの一つの魅力です!
そして、ブータン料理で欠かせないものと言えば...
🌶🌶🌶唐辛子
日本では、唐辛子を日常的にたくさん食べるという習慣は珍しいですよね。しかし、ブータンにおいて唐辛子は野菜のような存在であり、日ごろから多くの料理にたっぷり使われています。
←←上からエマ・ダツィとエゼ
ブータンの代表料理と言えば、このエマ・ダツィ!エマが唐辛子、ダツィがチーズを意味します。いわゆる唐辛子のチーズ煮込みです。
毎日出ると言っても過言ではないくらい、ブータンでは欠かせない料理になります。また、エゼも有名ですね。これは、唐辛子を和えたものです。ご飯のお供だったり、モモと呼ばれる餃子のような料理の薬味としても食べられています。確かにブータン料理は辛いものが多いですが、食べてみると意外とクセになるかもしれません。
食卓からブータンをのぞいてみましたが、どうでしたか?少しでも、ブータンのことを知って頂けたら幸いです。ぜひ機会があれば、ブータン料理に挑戦してみてください!!