「里山の今と獣害問題」(狩り部)
- 早稲田ローカルフェスタ実行委員会
- 2020年5月7日
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ボランティア活動と一口に言っても様々な活動があります。オリンピックパラリンピックが話題になっていることもあり、老人ホームや介護施設などのボランティア活動がすぐに思い浮かぶでしょう。しかし、狩り部の活動は一般に想像されるボランティア活動とは少々異なります。 里山という言葉を聞いたことがない人は少ないでしょう。里山とは、人里に隣接している山、人間が影響を多分に与えている自然環境です。ここで重要なのは、“人間が影響を与えている”という点です。この影響というのは特に意識せず与えるものだけでなく、自発的に与えている場合があります。猟師や農家は里山で効率よく、また持続的に里山の資源を手に入れるために、里山という環境を維持してきました。しかし今それを維持する人間が少なくなり、猟師が減った影響の一つが獣害として顕現してきました。かつてシカやイノシシを捕食していたニホンオオカミが絶滅したことの相乗効果もあり、その農作物への被害額は年に150億円を軽く超えるものとなっています。この獣害に対し、我々ができることを模索し、実践するのが狩り部です。 今までのボランティア活動とは毛色が違うものの、自然環境や生物の生態、第一次産業など独自のものから、それらを学ぶための計画の企画や実行など基礎的なものまで、学ぶことは勝るとも劣らない狩り部での活動、ぜひご参加ください。