いすみっこ体験談 〜竹のお話(竹害といすみ竹炭研究会について)〜
- 早稲田ローカルフェスタ実行委員会
- 2020年4月25日
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はじめまして、いすみっこの藤田です。今日はちょっと竹のお話をさせて頂きます
無秩序な竹の脅威~竹害とは~
唐突ですが皆さん、竹害って知っていますか?
竹はほかの植物と比べて圧倒的に速く、高く成長するため、ある程度の整備をしておかないと、ほかの植物の成長に必要な地中の栄養分の吸収や葉による太陽光の遮断によって、ほかの植物の成長を妨げてしまいます。こうしてできた放置竹林や竹藪の土壌は、竹自身が浅く根を張るためにもろく、がけ崩れが起きやすくなっています。無秩序な竹の浸食によるこうした被害が「竹害」なのです。

竹をもって竹を制す~いすみ竹炭研究会の活動~
さて、いすみっこの活動場所である千葉県いすみ市でも現在放置竹林が問題となっており、NPO法人のいすみ竹炭研究会さんがこの問題の解決に向けて取り組んでいます。しかし、ただ竹を間引きするだけではすでに弱ってしまった土壌を復活させることはできません。そこでいすみ竹炭研究会の方々が土壌再生の方法として注目したのが「竹炭」です。

竹炭には様々な利用方法がありますが、土にまけば土壌を育てる微生物の住処となり、土壌の保水力を高め、がけ崩れの危険を減らすことができます。竹による被害を竹から作ったものによって減らす、非常に合理的な解決法です。

なお、いすみ竹炭研究会では月一で竹炭づくり体験を行っており、竹の切り出しから炭になるまでを一通り体験できます。私も3月にサークル代表の小泉君と参加してきましたが、山のように積み上げられた竹が爆ぜるさまは見た目にも音にも爽快でした(あと服に火の粉が飛んで穴が開きましたw)。参加した方にはもれなく竹炭がもらえるので、興味のある方は参加してみて下さい!
それでは
