こんにちは。海士ブータンプロジェクト(通称、あまたん)です。
あまたんはその名の通り、海士町とブータンを舞台に活動しています。
そうは言っても、海士町もブータンもあまり馴染みのない方、多いですよね…。
そこで、今日は、みなさんにこの2ヶ所について紹介しようと思います!!
まずは海士町!
海士町は島根県隠岐諸島の一つ、中ノ島にある小さな町です。
この海士町ですが、かつて深刻な過疎化・高齢化・財政難に直面し島の滅亡さえ囁かれました。しかし今では、島の高校は日本全国、さらには海外からも入学者を集め、そして多くのIターン希望者を受け入れるほどの注目を集めています。
海士町が活気を取り戻した理由はどこにあったのか…?海士町がとった地域活性化の施策を少し見ていきましょう!
まず注目したいのは海士町が掲げたスローガン「ないものはない」
「なくてよい」と「大事なことは全てここにある」という2つの意味を込められています。
このスローガンのもと、島で馴染みの「さざえカレー」を商品化し島の食文化を売り出したり、特産の岩ガキ「春香」の養殖に取り組んだり、島で生まれ育った「隠岐牛」をブランド化したり、島で取れる豊かな魚介類の鮮度を保つための凍結技術CASを開発し全国での販売を可能にしたり……。「島まるごとブランド化」の構想を立てて様々な施策に挑戦しました。
さらには、Iターンで訪れた人の起業に対する支援を充実させました。また入学者が激減し統廃合の危機にあった島根県立隠岐島前高等学校では「島前高校魅力化プロジェクト」を開始し島外からの「留学生」を受け入れるなど、外部との交流にも力を入れてきました。
さあ続いてはあまたんのもう一つの舞台、ブータン!
ブータンはインドと中国の間に位置し、広さは九州ほどの小さな国です。「世界一幸せな国」としてご存知の方も多いでしょう。
このブータン、国の開発を模索する中で、「ナショナル・アイデンティティの保護・促進」を掲げ、伝統に配慮した開発を目指しました。そして、2002年には国家開発目標として「GNH(国民総幸福)の最大化」が提示されました。2008年に成立した憲法の中でも国家がGNHの追及が可能になるように条件を整えるよう定められています。
しかしGNHの拡大を追求してきたブータンは現在、農村の過疎化、地域間格差の拡大、環境問題、失業率の増加など近代化に伴う問題を抱えています。
「ないものはない」を掲げ、なくてもよいものを求めずにあるものを大切にした海士町。「GNHの最大化」を掲げ、伝統を大切にして国民の幸せを探ったブータン。
あまたんは、どこか通じる価値観をもつこの2ヶ所を繋げ、海士町の挑戦事例をブータンの抱える問題に活かせないかを考えます!
あまたんの活動に興味のある方はぜひ一度ご連絡ください!!
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